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shuchoute

Author:shuchoute
2007-2009フランス留学を経て帰国、結婚を機に2012年3月から再びパリ生活再開。
2014年12月長女を出産。

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無痛分娩


無痛分娩を経験した1人目の時の感想。
ぜんぜん無痛じゃない!!
と目に涙を滲ませながら、痛みに耐え怒っていた私。

そう、無痛分娩とは最初から最後まで痛みを取り去ってくれるわけではない。
勘違いしていたのは私一人ではないだろう。

いわゆる陣痛時の痛みはしっかり経験する。
麻酔はステージ4(膣の開きが10段階中4)以上にならないと打つことができないからだ。
しかも初産の場合はそこまでがかなり長い。日本ではどうだかわからないが、中途半端な陣痛で病院にいってもまだ早いといって帰宅を促されてしまうので、下手に家を出ないほうが快適に(?)痛みを耐えることができる。
さらに産前講習では、この部分を口を酸っぱくして強調される。
陣痛は5分間隔が2時間続くまで自宅待機と。
5分間隔が2時間て・・・これは・・・生まれてしまうだろ。

私の場合破水が先だったので、陣痛のないまま病院にいくことになった。
明け方だっため、その日は病室をあてがわれ、病室にて陣痛が自然に起こるの待つこととなった。
この病院(Hôpital Saint Joseph)は病室から分娩室までが遠い・・・10階以上の階数差と病院の端から端までの移動距離があった。病院にいながらも無駄足は踏みたくないので、病室でステージ4まで耐えた時の感想が冒頭の『ぜんぜん無痛じゃない!』というやつだ。

誰も信じてもらえないかもしれないけど、この距離を陣痛をこらえながら徒歩で移動させられるという、サバイバル感溢れる出産がフランス式。

ほら、なんかないの?車輪のついた担架みたいなのとか。
こんなに痛いのに?こんなに苦しんでるのに?だれも運んでくれねー・・・。
移動中に4・5回くらいの陣痛をやり過ごし、そのたびにエレベーターやら廊下やらでうずくまる産気づいた妊婦。
だ・・だれも助けてくれねー・・・
やっとのことで救急受付についたら、
そこでまた陣痛キターーーーー!!!→カウンターにもたれかかり耐える。
受付のマダムが「どうしました?」と聞くが
ガチ陣痛じゃろーーーー!!!と目で訴える。
あー本番ねーと分娩室に通されて検診をうけたらあっさりと「もうとっくにステージ4超えてるわー、何でもっとはやくこないのよ?痛かったでしょー」と言われ、まさかの我慢しすぎたパターン・・・。涙

そこから麻酔医が来るまでが長いわ長いわ、で、来たら来たで
何ちんたらちんたらやっとんじゃーーーー!!!


ここから私の無痛分娩が始まる。なるほど、たしかに陣痛の痛みが我慢できるものになってきた・・・
なにやら腰のあたりに違和感があるが・・・痛みがなくなっていく。
1時間経過
2時間経過・・・
ZZZ・・・
陣痛真っ最中に寝れるんだから、やはり無痛分娩はすごいといえるだろう。
しかし気になるのは体の左側だけに麻酔が強くかかっていることだ。右側は麻酔が効いているはずなのに痛い。かなり痛い。
話には聞いていたが、これがそれか。麻酔が不均等にかかってしまっているのだ。確か麻酔薬を均等にいきわたらせるポジションを取ることができるはずと思い出し、様子を見にきた助産師に話すと「痛いときはこうやってボタンを押すのよ!」と麻酔薬の調整ボタンを何度も押されてしまった。(フランスの無痛分娩は無痛具合を調整できるように初め弱くかけて、ボタンを押すことで患者が麻酔の強さを調整できるようになっている)最小限の麻酔で分娩を乗り切ろうと思っていたのに・・・。しかもボタンを何度押してもかかるのは左側ばかり・・・右側は変わらず痛いし、このアンバランス感がなんとも言えず不快なのだ。

しかし、人が来ない。待てども待てども、出産準備体勢にはいらない。
明け方3時の破水から、この日中に生む気満々だったのに、もう23時になってしまった。
完全に放置されている・・・。
ようやく2人の助産婦が「さー産むわよー!」と言って分娩室に入ってきたのは23時55分。
「あんた、今日産みたい?明日がいい?」と聞いてきたので、(え?選べるの?)「今日産みたいッス・・・」と答えると「よっし、じゃあやってみよう!」
いっち、にの、さーーーーーーん!
で生まれたのが長女。2014年12月22日23:59でした。
正直言って、生まれるタイミング選ばれた感半端ない。

今確信しているのは、初産はひとりじゃ産めない(赤ちゃんは勝手に出てこない)のと麻酔が効いているのをいいことに後回しにさせられたのが、分娩室に入ってからこんなに時間のかかった理由であると。

さらに麻酔の不均一なかかりかたで、無痛分娩に対するいやーな不信感がこの時(一人目出産)からずっと自分の中にあったのだった。
そして2人目を自然分娩(有痛)で臨むこととなる。

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