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shuchoute

Author:shuchoute
2007-2009フランス留学を経て帰国、結婚を機に2012年3月から再びパリ生活再開。
2014年12月長女を出産。

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サンタクロースを信じさせること


友人であるフランス人は4歳の娘をもつ母親なのだが、彼女と話していたある日、彼女は娘にサンタクロースの正体を最初から明かしていると聞いて驚いたと同時にへぇどうしてだろうと興味をそそられたのでふんふんと話を聞いた。

彼女とその夫の子育て方針の大前提は子供に嘘はつかないということである。
サンタクロースがクリスマスにプレゼントを持ってきてくれる存在であると信じさせることは、子供に嘘をつくことにほかならない。実際にありもしないものをあるかのように見せかける行為(それも何年も!)はどうしても腑に落ちないというのだ。

娘にサンタクロースの正体の話したことが義理の両親に知れたとき、彼らは彼女に叫びかかったという。子供の夢を奪うなんて信じられないと。
彼女は冷静にきっぱりと切り返す。
夢?夢なら別の場所で与えられる。一緒に旅行にいって様々な物を見せたり、本を読んでその世界に浸らせてあげたり、やりたいと思うことの実現に向けて話あったりと嘘をつかずに夢を与える方法はいくらでもあると。

彼女自身、自分の両親が実はサンタクロースを演じていたとわかった時、両親は何年も私を欺いていたんだと思ったという。時には誰かにサンタクロースを演じさせて、そこまでして子供に嘘を信じさせるのかと苦い思いを抱いたのだという。自分は娘に嘘をつきたくない。もし彼女が信じたいというのであればそれは彼女の自由であるが、自分は親として娘には正直に対等に向き合いたいと。

理由は他にもあるという。
金持ちの子供にはたくさんのプレゼントや高価なプレゼントがサンタから届けられ、経済的に苦しい家庭の子供はそれなりのプレゼントが届けられるという現実も彼女にはしっくりこないという。
さらに最悪なのは「いい子にしていないとサンタさんこないわよ」という大人の台詞。ただでさえ自分が演じるその存在を使って、子供になにかをする動機にさせるという行為など、すべてが受け入れられないというのだ。

そんな彼女の家でのクリスマスは彼女と娘がサンタクロースに扮して、パパ、(母方の)おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを配って回るというユニークなものだ。最後には自分たちに自分たちでプレゼントを配る。
クリスマスが嫌いなわけでもサンタクロースが嫌いなわけでもない、ただその存在を信じない、信じさせないというだけのことである。

そこで興味があるのは、その子が学校でサンタを信じる友達の中でどう振舞うか、というところである。

彼女は娘に、「お母さんはあなたに本当のことを話したいから話した、でももしお友達がサンタを信じているなら、それをリスペクトして何も言ってはいけないよ」と言った。
こうして娘には他人の選択、意見をリスペクトすることも教えられると話していた。

彼女のような考えについては賛否両論あるとは思うが、それを微笑ましい慣習だとしてシステマティックにサンタクロースを演じていく親のあり方に疑問を呈するその目の付けどころがフランス人らしい。
流行のフランス人の子育てではないが、なかなか興味深いと思いながら聞いていた。


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